文化部(日本の文科省に類似)の李永得部長(=大臣)は25日、今年度の「重要伝統芸術・文化資産保存技術保存者」の認定証の授与を行った。いわゆる重要無形文化財保持者のことで、一般に「人間国宝」と呼ばれる。李部長から、13名と1つの保存団体に対して認定証が手渡された。認定者リストは以下の通り。
【重要伝統表演芸術保存者】
恒春民謡:陳英さん
乱弾戯:王慶芳さん
乱弾戯:彭繡静さん
アミ族の馬蘭集落に伝わる多声音楽「Macacadaay」:杵音文化芸術団
【伝統重要工芸保存者】
カバラン族のバナナ繊維を使った織布「ni tenunan tu benina」:厳玉英さん
パイワン族の伝統刺繍「Kinavatjesan」:陳利友妹さん
パイワン族の伝統織布「tjemenun」:許春美さん
セデック族の伝統織布「Gaya tminun」:張鳳英さん
泥塑:杜牧河さん
剪粘:陳三火さん
漆工芸:黄麗淑さん
玉雕:黄福寿さん
伝統木彫:蔡徳太さん
【重要文化資産保存技術保存者】
太鼓工芸:王錫坤さん
文化部は『文化資産保存法』に基づき、「重要伝統表演芸術」、「重要伝統工芸」、「重要文化資産保存技術」の3項目で、12年間にわたって「保持者(=人間国宝)」を認定してきた。今後も無形文化財の発揚と伝統技術の継承を使命に掲げ、また台湾の伝統芸術と人文精神の存続を最優先に考慮して、より多くの人が台湾文化の価値を認識し、大切にするよう取り組んでいきたいとしている。